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1週間で鬱を改善する方法−毎日就寝前に良かったことを書きとめるこ

私は長い間鬱をわずらっています。
ふだんはそれほど重くありませんが、時に大きなショックなことや、何かあると、しばらく寝込んでしまうほど重くなってしまいます。
今年の2月の終わりから、重い鬱状態になって、医師の指示でしばらく親戚の家に療養に行きました。
10日あまりお世話になっていましたが、、家の方がいいということで、帰ってきました。

するとそれまでは私に頼りきりで、私の存在など全く気にしていなかった家族が、私が戻ってくると、いろいろといたわってくれるようになって、またやさしくしてくれて、毎日たくさんの感謝を感じるようになりました。
私は毎日日記のようなものを書く習慣かあるのですが、そこに家族のやさしさや、いたわりに対する感謝なこと、よかったことを書くようになって、徐々に癒されていったように思っています。

私のように、毎日感謝なこと、よかったことなどをを書きとめていくことは、鬱の改善のために、とても良いことだそうです。

アメリカの心理学者セリグマン博士(ペンシルバニア大学教授、前アメリカ心理学会会長)は、うつの改善に役立ち、しかも驚くほど簡単なプログラムとして、
three good thingsといわれるもので「まいにち、就寝前に、その日にあった『よいこと』を三つ書き出し、これを1週間続ける」といことを提唱しています。
この簡単な方法がうつの改善に驚異的な効果を発揮するそうです。

NHKの生活科学番組「ためしてガッテン」でも、家庭介護者(主として主婦)のストレス緩和に役立つ、簡単なプログラムを紹介していました。
ハッピーノートと呼ばれるこのプログラムは介護者に、介護中に感じた嬉しかったことを、どんな小さなものでも日記帳(ハッピーノート)に書きとめることを1週間続けるというものです。

よいと思ったことや嬉しかったことは、ただ思ったり感じただけでは、すぐ消えてしまいますが、、書きとめると客観化されて心にしっかり残り、また振り返ってみて、自分の変化や進歩に気づくことができるそうです。

Three good thingsとハッピーノートの手法は簡単ですが、それらは、うつや不安などの不快感情の生起のメカニズムについての最近の考え方の重要な変化から生まれているそうです。
 
いやなことがあれば、それが直接、不快感情を起こさせる、つまり「出来事→感情」と長らく信じられてきた。
だが認知療法創始者ベック(Beck, A. T.)によれば、いやな出来事そのものが不快感情を起こさせるのではなく、その出来事の認知──その出来事の受け取り方──が不快感情を起こさせる。
したがって不快感情を解消するには、いやな出来事に対する認知を変えればよい。三つのよいことを書いたり、介護中で嬉しかったことを書くのは、日常生活や介護に対する認知を変えるためである。

私のように鬱傾向が強い物は、「自分の存在が無意味で、生きているのがつらい」と感じ、死んでしまいたくなることも多々あります。
しかしこのようなときにこそ、three good thingsやハッピーノートを自分で実行してみて、自分が無意味な存在どころか、大いに意味がある存在だったことに気づき、生きるよろこびを見出していけるのでしょう。