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有名私大、相次ぎ学費値上げ・増税負担対策

4月からの消費税増税にともなって、様々な値上げの公表がされています。
やはり、大学の学費も値上げされるようです!
来ると思っていました。

『日大は、新入生対象に14学部中6学部で8〜17年ぶりに授業料などを改定し、
初年度納付金は5万〜20万円増となる。
20万円増の166万円となるのは生物資源科学部の一部学科で、13・7%増の計算だ。
同大は「学生減で収入が減っても支出を削ってきたが、教育環境の充実のため値上げはやむを得ない」と説明する。』


我が家は大学生2人の息子がいて、今一番経済的に逼迫しています。
長男がこの春就職予定で、学費負担が半分になることが救いです。

「有名私大、相次ぎ学費値上げ」という記事を読んでみると、
新入生から対象の所も多く、在学中の次男には影響がないのかもしれません。
少し胸をなでおろしています。

長男と次男は2歳違いです。
2年前の次男が大学入学時は、リーマンショック後景気が相当悪化していて
私立大学よりも国公立に受験生が流れる傾向にあったので

各有名私大では、入学時の学費負担が軽くなるように、入学金を合わせた1年の負担料金が軽減されていました。
2年目もそうなのかと呑気な親は思っていましたが、それは入り口の1年次だけのものでした。

この値上げは表向きは、「キャンパスなどの教育環境を充実させるため」とされていますが、

消費増税によっての大学の経費負担増を補う面と、
消費税増税の今なら値上げを受け容れてもらいやすいから値上げするというのもあるでしょう。

少子化傾向にあり、学生を確保できず、潰れざるおえない大学もでてきています。
就職活動も徐々に状況が良くなってきているものの、
まだリーマンショック前の水準には戻っていないようです。
長男の就職活動を見守っている中で、出身大学の要素もまだまだ高い感じを受けました。

そのため、国公立大学がダメだったとしても、有名私立大学には入学したいと
それらの大学の倍率はリーマンショック後も低くなっていません。

だから今回学費の値上げを公表したのは、有名私大中心でした。

学生が集まらない大学は値上げをすることもできず、
なんとか学生を確保できるよう工夫しなければならず、
厳しい状況だと思います。
そのために、人件費が削られ、非常勤の講師などが増えていくことは
好ましいことではありません。

一昔前は、大企業であったり、教育現場であったり、そういう所では
それほどコスト意識をすることもなく、伝統の流れにそって運営されていました。

しかし今はどこの分野においても「コスト軽減」意識がまん延していて、
昔のようなゆったりした雰囲気がなくなっていっていることを残念に思います。

これから消費税増税の4月に向けて、様々なところで値上げの公表がされていくと思います。
アベノミクス効果はまだまだ一般には浸透していません。
そんな中で値上げと増税だけが先行してしまった、大丈夫なのだろうかと心配してしまいます。