ＪＡＬショック雑感

我が家は家族全員東京ディズニーリゾートが大好きなので、関西から飛行機で東京に家族で行くのが恒例で、
飛行機に正規料金で家族全員乗るなんて、とんでもないことなので、格安料金で乗るために、せっせとＪＡＬのマイレージをためていました。
現在２万マイル余りたまっているのですが、ＪＡＬのマイレージは法的整理後も保護されると報道されて、ホッとしています。

でもいくらマイル数が保護されても、今までのようなおトク感、格安度はなくなってしまうように思うので、利用する機会は少なくなるのかもしれません。
経済不況で我が家の家計も大変厳しくなり、以前ほど気軽に旅行できるような状況ではないので、まぁ利用できなくなっても、そんなに困らないとも思います。

それよりこのＪＡＬショックで、思わぬ恩恵にあずかっていることがあります。
ディズニーリゾートに行くために飛行機に興味があったので、神戸にスカイマークが乗り入れる頃に、スカイマークの株を買っていたのです。
買った直後は値上がりしたものの、その後凋落の一路をたどり、少し前には株価が１００円にまで下がっていました。
不安定経営のスカイマークには、配当も株主優待券もなく、その間何度「ＪＡＬやＡＮＡを買っておけばよかったと」後悔したことでしょう。

でも日航株は株式が無価値になる可能性が高まったため、今日は３７円ストップ安で終了し、売り注文７億株が成立していないそうで、さらに明日から安値が更新されていくことでしょう。
そのような中、スカイマークはドーンと株価を上げていて、少し前の安値の４倍、４００円以上にまで跳ね上がっています。
ＪＡＬが地に落ちて、スカイマークが上がっていくなんて、誰が予想できたでしょう。
そのうちスカイマークも値を下げるでしょうが、本当に何が起きるかわからない、予想がつかない世の中だという思いを強くしました。

ＪＡＬツアーを利用すると、羽田空港からディズニーリゾートまでリJALツアーズ専用バス「マジカルファンタジー号」を往復利用することができました。
専用のバスで、専用の運転手さんがいて、専用の案内者が各乗り場にいて、とてもコストのかかる運行だったと思います。

今年の夏はＪＡＬの経営危機が騒がれていたので、もうそんなサービスは無いだろうと思っていましたが、例年のごとくありました。
ツアーの価格も超格安だったのに、こんなサービスをしていて、大丈夫なのかしら、と要らぬ心配を勝手にしていまいましたが、やはり全く大丈夫ではなかったのですね。
もっともっとはやい段階から、このような無駄なコストを削減していったらよかったのにと思います。
「親方日の丸」と言った状況では、そんな意識にはなれなかったのでしょう。

現在「無駄を削れ」と言いながらも、公務員はやはり「親方日の丸」という意識の中にあって、ＪＡＬと同じように何もコストの削減ができていない状況だと思います。

ＪＡＬショックを受けて、公務員の人たちの中にも意識改革がなされていくことを切に願います。
削減ができなかったら、まず公務員のお給料から下げていくという号令でも、かけていってもらいたいものです。
（昨日菅財務大臣の「国家公務員コスト２割削減案」のいい加減さに、がっかりしました）